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〒663-8003 兵庫県西宮市上大市1-10-9 CASAESPIRAL 2階
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『膝痛』は誰にとっても他人事ではありません。特に中高年になると、不快な痛みや激しい痛みを伴う膝痛に悩まされている人は多くなります。スポーツによる怪我や全身の病気で起こる膝痛もありますが、多くは加齢や肥満、運動不足などが原因で起こる「変形性膝関節症」です。
スポーツ選手などは、膝に痛みを感じたことがない人を探す方が難しいくらいです。
しかし、きちんと原因を見極め、適切な対策をとることで多くの膝痛は改善していきます。
膝関節には、平地を歩く時で体重の約1.5~2倍、階段の上り下りでは体重の約2~3倍、走る時では5倍以上もの力がかかっているのです。つまり、普段いつも無意識に使っている膝関節は、かなり重労働を強いられているわけです。
たとえば、女性に多い「横座り」、デスクワークの際に多い首を前に出す格好の「猫背」、電車内でドアへの「もたれかかり」などは、特定の筋肉ばかり使ってその姿勢を保とうとするため、その筋肉が常に収縮した状態になってしまいます。
また、運動や膝の曲げ伸ばしを連続して行う作業などでは、膝にかかる負担はさらに増すことになってしまいます。
こうして膝に負担をかける生活を続けることで、さらに膝関節の負担はより大きくなり、同時に膝障害を起こすリスクも高まっていくのです。膝関節にかかる負担を減らせば、膝の違和感や痛みもなくなります。
膝痛の治療で大切なのは、膝の病変を治すことではなく、膝の機能を正す(動かし、歩く)ことです。ですから、病院や整体などで「治してもらう」のではなく、「一緒に改善させていく」という姿勢が大切なのです。
医師による薬物療法や物理療法、手術、整体による筋肉の調整や骨格の調整などにも重要な役割がありますが、これらはあくまで補助的な治療法です。
一番長く膝と共に生活するのは患者本人なのですから、適度な運動や生活習慣など、今一度見直し改善していく努力が膝痛の改善には重要になります。
一概に膝痛といっても、いろいろあります。急に膝が痛み出したのなら「急性関節炎」、徐々痛み出したのなら「慢性関節炎」だと考えられます。
更には、どんな時に膝痛が起きるかにより、病名がつくこともあります。
例えば、歩き始めや歩き過ぎで痛むことが多いのなら「変形性膝関節症」、階段を上る時に痛むのなら「膝蓋骨軟化症」、下りる時なら「半月板損傷」、発育期にスポーツをして痛む場合は「オスグッド・シュラッター病」、膝の内側に痛みが現れるようなら「鵞足炎」が考えられます。
その他、「ジャンパー膝」「ランナー膝」「シンスプリント」「たな障害」…等々、痛む箇所によりいろいろ考えられます。
原因もいろいろあり、姿勢に癖がある人や身体にゆがみのある人は、重心の偏りにより膝に余計な負担をかけてしまうことがあります。膝を長い間酷使してきた人では、膝への衝撃を吸収するクッション材である関節軟骨が磨耗することもあります。
膝痛の原因は大きく分けて次の6つが考えられます。
① 「老化(加齢)」による関節軟骨の摩耗・硬化。② 捻挫などの「外傷」による半月板損傷や骨折。③ 関節リウマチなど「発症原因がわからない病気」。④ 「膝の使い過ぎ(運動不足を含む)」による骨の剥離や腱の炎症。⑤ 「身体の歪みや生活習慣(O脚やX脚、合わない靴、体重増加、職業を含む)」による膝への負担。⑥ 過去の怪我の影響。
膝痛を起こしやすい生活習慣や要因をよく知り、予防を心がけることが大切です。
膝痛を伴う病気や組織の損傷には、それぞれ発生する年齢に特徴的な傾向があります。
働き盛りの中年期以降に多い膝痛として「変形性膝関節症」があります。変形性膝関節症は女性に多く、女性の場合は50歳以降、男性の場合は60歳以降に集中して発症し、年齢が上がるにつれ増えていきます。
「慢性関節リウマチ」による膝痛は、発生し始める年齢は20代からと比較的若い人にもみられます。最も多いのは20~40代ですが、最近では高齢期に入ってからの発症も増えています。これもやはり女性に多い病気です。
膝以外の原因で多い膝痛の代表は「痛風」です。この病気は40~60代の働き盛りに多い病気で、男性が9割以上を占めます。
「偽痛風(ぎつうふう)」は、ピロリン酸カルシウムの結晶が沈着することによって起こり、膝などの関節が腫れて激しく痛みます。
年齢が上がった高齢期には、「特発性骨壊死」という膝関節の骨の一部が壊死してしまう病気です。また、骨の老化が進みもろくなってしまうため、大腿部の「骨折」も多くなります。
若い世代では、激しいスポーツのやりすぎで起こる障害が目立ちます。
その他、腰や股関節などが原因で膝が痛む場合もあります。たとえば、腰に異常があるため、膝に痛みや痺れが起こったり、股関節に異常があるのに、股関節より膝関節が強く痛むといったことがしばしばあります。
稀に、首の異常が原因で膝の力が抜けるような感じがすることもあります。
関節の内部に細菌が感染して炎症を起こして、関節軟骨や骨を破壊していく「化膿性関節炎」という病気もあります。
膝痛という症状でも、原因によって痛む場所が違います。
膝のお皿(膝蓋骨)の上部を押したときに痛みが強い場合には、「膝蓋骨軟骨軟化症」という病気が疑われます。これは、膝蓋骨表面の軟骨が柔らかくなって、しだいに変形してしまう病気です。
軟骨がすり減ったり、膝蓋骨にヒビが入ったりして痛み始めます。
膝蓋骨のすぐ下が痛いときは、「ジャンパー膝」の可能性があります。これは、激しいスポーツを繰り返すうちに膝蓋骨と脛骨をつないでいる腱が炎症を起こしてしまう病気です。
また、膝関節の外側、中央、内側のどこが痛いかによって、いくつかの部位の損傷が考えられます。
一番外側が痛む場合は「外側側副靭帯損傷」、膝の中心からやや外側なら「外側半月板損傷」、中心からやや内側なら「内側半月板損傷」、一番内側が痛む場合は「内側側副靭帯損傷」や「鵞足炎」の可能性が高いです。
他にも、成長期の子供に多くみられる病気として、膝蓋骨のすぐ下が痛む「オスグッド・シュラッター病」という病気もあります。
「腸脛靭帯炎(ランナー膝)」は、走っていると、膝の外側の痛みが増してきて、特に下り坂では痛みが激しくなります。しかし、走るのを止めると、痛みはすぐになくなり、逆にまた走り出すと痛みが再発するという特徴があります。
「関節リウマチ」は、自己免疫の異常が原因となって、全身の関節に炎症を起こる病気です。膝以外にも、どの小さい関節にも症状が出やすいのが特徴で、朝の強張りもあります。痛む関節を触ると軟らかく腫れていて、熱をもっています。
「痛風」は、関節の中に尿酸の結晶がたまることが原因で、多くの場合、膝をはじめ、足の親指の付け根などが腫れて激痛が起こります。
「偽痛風」は、ピロリン酸カルシウムの結晶がたまることが原因です。膝に水がたまって痛んだり、発熱などの全身症状を伴ったりします。
膝痛とついつい安静にしがちですが、動かないでいると膝を支える筋力が低下し、膝への負担が増え、痛みが悪化します。医療機関での基本的な治療方針は、積極的に身体を動かして治すというのが現在の考え方です。
肥満のある人は減量し、運動療法を行うことが基本です。運動療法で改善しない場合は、薬物療法や装具(足底板やサポーター)をつかったり、手術が検討されますが、運動療法は欠かすことはできません。
個人差はありますが、1~3ヵ月ほど運動を続けると、少しずつ効果があらわれるようです。
薬物療法の場合、主に非ステロイド性消炎鎮痛薬(痛み止め)が使われます。ただし、副作用として胃炎や胃潰瘍など胃腸障害を引き起こしやすいため、胃粘膜を保護する薬と一緒に処方されるのが一般です。
外用薬の非ステロイド性消炎鎮痛薬には、貼り薬、テープ、塗り薬などがあり、これらは局所的に作用するため、胃腸障害などはほとんど起こりません。
運動療法、薬物療法、装具などを続けても効果が現れない場合は、手術が検討されます。主に、関節鏡手術、骨切術、人工関節置換術の3つがあります。
関節鏡手術は、内視鏡の一種で、細いスコープの先端に小さなカメラがついており、小さな孔をあけて関節内にスコープを挿入し、関節の中に散らばった軟骨や半月板のかけらをきれいに取り除くものです。患者の身体の負担が小さくて済み、術後の回復も早いのがメリットです。
骨切術は、脛骨というスネの骨に切り込みを入れ、金属プレートとスクリュー、人工骨で固定して関節の角度と形を変える手術です。1~3年後に人工骨が自身の骨になじみ固定されたら、金属プレートとスクリューを取り除きます。
O脚など膝の内側に痛みがある場合に多く適応されます。術後も膝を曲げ伸ばしするときの本来の感覚が保たれ、スポーツや農作業などの労働を続けたい人に向いています。
人工関節置換術は、膝の軟骨がほとんどなくなって骨と骨とがぶつかっているような、重度の変形性膝関節症の人が対象です。関節や軟骨部分を切り取り、人工関節に置き換える手術になります。
人工関節の耐用年数は20~30年のため、主に60歳以上の人に行われることが多いです。
当院では、膝痛を訴える人の多くは、大腿骨と脛骨との噛み合わせ(膝関節)がわずかにズレていると考えています。
日常生活において、座り方、歩き方、足を組んだりと楽な姿勢をとるうちに、徐々に歪んできた結果です。大腿骨に対して、脛骨が内側あるいは外側に捻じれていたり、大腿骨が脛骨よりも前方へズレていたりします。
したがって、当院ではまず、骨盤から調整していきます。そして、股関節、膝関節、足首の関節と順に、骨盤にあわせてズレを正していきます。
膝痛は【体の整体】の適応になります。
普段の生活習慣が大きな原因となっているため、一回で良くなることはありません。徐々に改善へ導いていきます。ただし、軟骨がすり減ってしまっている場合は、物理的に整体で軟骨を生成することはできませんので、当院の施術適応外になる場合があります。
どこへ行っても一向に良くならないとお悩みなら、是非、西宮甲東園整体院HALへお気軽にご相談ください。
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西宮甲東園整体院HAL
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